2007年に「フランス国家最優秀職人賞」を受賞し、

その後の活躍も数々のメディアで取り上げられているパリのスイーツ店「アルノー・ラエール」

店先にはほとんど毎日、履歴書を持った若者がやって来ます。

 

今回は、多くの見習いパティシエが憧れる「アルノー・ラエール」の魅力に迫ります!

 

 

店内ディスプレイ~タイルみたい!デザイン豊富な板ショコラ~

 

まずアルノー・ラエールの店内に入って最もインパクトがあるのは、

26種の板ショコラが整然と並ぶショーケース。

 

 

板ショコラ表面の模様が微妙に違うのは、

ショコラの含有量によってデザインを変えているんだって!

 

どの模様もおしゃれ~!いろんな種類を食べ比べてみたい!!

 

 

 

ショーケースの上には、生キャラメルの瓶が。

ここでは試食ができるみたい。

 

 

 

お店は、奥行があって細長~い造り。

店内の壁や棚は白で統一し、清潔感にあふれたモダンな印象ですね。

 

色とりどりのケーキマカロンジャムが並びます。

 

 

壁に飾ったケーキの写真も、お店に華を添えています。

 

 

 

お会計のスペースにはなんとビデオ用のスクリーンが。

画面には、厨房でスイーツ作りに励むシェフのアルノーさんとスタッフの姿が映っていました。

 

 

作っている人の姿が見えると、買ったスイーツへの思い入れも強まりますね!

 

 

 

採用方針~大手の歯車で終わらない経験を~

 

今日もパティシエ志望の研修生が履歴書を持ってアルノー・ラエールを訪れていました。

親切に対応するスタッフもまだ若いですね。

 

 

アルノー・ラエールにはほとんど毎日、履歴書を持った若者がやってきます。

職種は、パティシエであったり販売員であったりと様々。

 

なぜこんなにも応募者が多いのでしょうか?

そのヒントを、シェフのアルノーさんが教えてくれました。

 

 

アルノー・ラエールは門戸を開放しています。

お店にはあらゆる種類のスイーツがあり、働くパティシエはその全てを作る機会があります。

大手のお店で働くのも良い面がたくさんありますが、

下手をすると一部の歯車で終えてしまう事もあります。

せっかくパティシエを目指すなら、どんなスイーツも作れるプロになって欲しいです。」

 

 

「プロ」になるために一通りの経験を積むことのできる貴重な環境

だからこそ、多くの見習いパティシエが「アルノー・ラエールで働きたい!」と思うのでしょう。

 

うーん、なるほど。

独立志向を持つような、情熱あるパティシエがたくさん働いているから

スイーツの品質もしっかり保たれているんだろうなぁ!

 

 

 

シェフのアルノーさんは、これまで日本人スタッフもたくさん採用してきました。

アルノー・ラエールで修行したあと、日本でお店を開いて成功している人もいるんだって!

 

 

「いろんな考え方がありますが、私は売り上げを取れることがプロとしての正解だと思っています。

これはアルノー・ラエールのポリシーでもあります。」

 

 

 

将来お店を開いて成功させたいと思っているパティシエは

ずばり、アルノー・ラエールで修行すべし!!

 

 

 

お店の歴史~人気のきっかけはとある商品~

 

アルノー・ラエールは、現在パリに3店舗、

そしてドバイとアテネにもお店を展開している人気店です。

 

でももちろん、アルノー・ラエール

開店当初から人気があった訳ではありませんでした。

 

 

 

アルノーさんの生い立ち

シェフのアルノーさんは、フランスのブレスト生まれ。

子供のころからお菓子作りに興味を持ち、

中学を卒業したあと地元の「ミッシェル・ギエルム」でスイーツ作りの修業を始めます。

 

その間、研修生の部門でいくつか賞も受賞したそう。

この頃から才能が開花し始めていたのですね…!!

 

 

アルノーさんが18歳になった頃、

当時のお店のオーナーであるミッシェルさんの勧めで、パリへと修行に出ます。

 

当時パリで一番人気のあったお店「ペルティエ」から、

「ダロワイヨ」「フォション」へとお店を移りながら、メキメキと腕を磨きました。

 

そしてアルノーさんが25歳になった時、

「フォション」の海外総責任者になるという話が持ち上がりましたが、

アルノーさんは独立して自分のお店を持つ道を選びます。

 

 

「アルノー・ラエール」の誕生

ついに自分のお店を持ったアルノーさん

開店当初は、主にケーキを中心として販売していました。

 

いろんな有名店で修業してきたとはいえ、いざ独立すると無名状態。

幸い、一度買ってくれたお客さんが何度もリピートしてくれたので

なんとかお店が成り立っていました。

 

 

そんな中、アルノー・ラエールを人気店にしたきっかけの商品がありました。

それは「イヴォワール」というケーキ。

 

評判が評判を呼び、「イヴォワール」を求めて来店してくるお客さんが増えました。

今でも売れ筋商品のひとつになっています。

 

 

現在、アルノー・ラエールには、いわゆる洋菓子と呼ばれるものなら何でもあります。

ケーキはもちろん、ショコラタルトソルベガレット

焼き菓子マカロンキャラメルケーキボンボンジャム等、、、

まるで洋菓子の百貨店ですね!

 

 

「これだけいろんな種類のスイーツが作れるようになったのは、

独立する直前まで働いていた「フォション」で、

あらゆる分野に携わらせてもらった経験が大きいです。」

 

 

 

お店を変えるような人気スイーツを生み出せたのも、

シェフのアルノーさんが修業時代にいろんなお店を移ってまで

実践的な経験を積むチャンスを掴んできたからだったんですね。

 

 

 

目玉商品~新感覚のタルト・シトロン~

 

いまアルノー・ラエールで一番の目玉は「タルト・シトロン」という商品。

ヘルシーさを追求した新感覚のスイーツで、女の子に大人気なのだそう。

 

サブレ生地の中にたっぷり詰まった黄色いクリーム。

中にはレモンの皮が入っています。

 

 

さらに上にふんわりのっかった白いメレンゲ、実は卵白を使っていないんだって!

ほんのり柑橘の香りがするけど、一体なにでできているんだろう…!?

 

 

 

商品開発~大事なのはとにかく試作の数~

 

 

「新商品の開発で大事なのはリズムです。

いかにひらめきをリズムよく出せるか。

 

 

シェフのアルノーさんはそう教えてくれました。

 

 

「新しいアイデアは誰でも簡単に出せるものではありません。

毎日毎日、絶えず新しい食材を見つけ、試作を繰り返しています。

世界中に目を向け、興味のある食材があればとにかく取り寄せていますね。

ただ、私の求める味に合わないのであれば、無理に商品化する事はありません。」

 

 

たくさんの失敗作のあとに、ようやく生まれる新商品。

試作の数が尋常じゃないんですね、、参りました!!

 

 

 

ちなみにアルノーさんがいま興味を持っているのが、日本の食材だそう。

 

 

「既にゆず風味のものを作っていますが好評です。

日本は柑橘類の宝庫、まだまだ新しい味のケーキが出来ると楽しみにしています。」

 

 

日本人にとってはなじみ深い食材でも、

アルノーさんの手によって新たな味が生み出されるかもしれませんね…!!

 

 

 

ブランディング~パッケージはお店の顔~

 

アルノー・ラエールのパッケージは、

鮮やかなオレンジ色と、シックなショコラ色のツートンカラー。

 

シェフのアルノーさんと、妻のカロリーヌさんとで話し合い、

デザイナーにイメージを伝えて具現化してもらっているのだそう。

 

 

たかがパッケージ、されどパッケージ。

アイテムごとに形を変えてみたり、意表を突くようなデザインを使ってみたり

色々とアイデアを凝らしています。

 

 

「お菓子がどんなに美味しくてもパッケージが素敵でないと魅力が半減します。

どのお店でもそうだと思いますが、

街を歩いている人が自分のお店の袋を持っていると嬉しくなります。

パッケージは何といってもお店の顔でもありますから。」

 

 

アルノー・ラエールのブランドを気に入ってもらうために

パッケージにも徹底的に神経を使っているんですね…!

 

 

 

外観~人々の目を止めるM・O・Fの文字~

 

アルノー・ラエールは現在パリに3店舗、そしてドバイとアテネにも展開していますが、

お店の外観は店舗ごとでさまざま。

今回はサンジェルマン店の外観をご紹介します。

 

 

ショーウインドーを広く取り、そこから店内が見渡せるよう設計されています。

外壁と天幕は落ち着いたショコラ色で統一。

店内のモダンな白とのコントラストが視覚的な効果を上手く演出しています。

 

 

そして何よりも注目したいのは、

壁と天幕に書かれた「MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE」の文字。

 

略して「M・O・F」と言われるこの言葉、意味は「フランス国家最優秀職人賞」

この言葉が書いてあるだけで、道行く人は足を止め、ついお店を覗いてしまうようです。

 

アルノー・ラエールは、2007年にこの「フランス国家最優秀職人賞」を受賞しました。

その後の活躍は数々のメディアで取り上げられ、

アルノーさんは今やスイーツ業界を引っぱる代表者のひとりと言われています。

 

 

たまたま近くを通りかかった人も吸い寄せてしまう、

お店の外観ってやっぱり大事ですね。

 

 

 

まとめ

 

現在パリに3店舗、そしてドバイとアテネにもお店を持つアルノーさん

本業のスイーツ作りだけでなく、

各種コンクールの審査員に招かれたり、講演会を依頼されたりと、とにかく忙しい方です。

 

 

そんなアルノーさんが大事にしているのは、

アルノー・ラエールで働く見習いパティシエたちが、

いつか独立したときに売り上げを取れる「プロ」になること。

 

 

将来は競合になるかもしれない人材を育てながら、自身も日々努力を重ねて新しい味を追求する。

そんなプロ意識の高いアルノーさんを含め

情熱を持ったパティシエたちが切磋琢磨するお店

それがアルノー・ラエールなのです。

 

 

 

2017年秋には、東京にも出店する予定なんだって。

まだ準備中なので詳しくは言えないみたいだけど、場所もほとんど決まったそう。

 

正式発表が楽しみですね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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